【10】吉田屋 和光 錦海楼 女将・吉田絹江さん

声をかけていただく申し出は、断りません
社会で役に立つことが、宿の信用にもつながります


旅館の女将として商工会議所女性部副会長、鳥羽警察署協議会委員といった社会の会合も引き受け、鳥羽のための活動、また観光PRに励む絹江さん。自分の時間が限られてしまい、拘束時間も長くなりますが、自己管理次第と常にポジティブに捉えています。

旅館に嫁ぎ、これまでの会社勤めにはなかった、経営者という立場の責任を初めて背負いました。それは会社の運営だけでなく、社会の一員としても同じです。主人は外での活動が多く、旅館を空けることが多いのですが、宿の状況も共有し、アドバイスしてくれる心強い存在です。「戦略を考えて会社を運営し利益を出すことが経営者の仕事」とよく言われます。その主人の意見には賛成で、部門部門に目を光らせるだけではなく、長期的ビジョンに立って、会社に利益をもたらすことが女将の仕事であり、大事なタイミングには必ず現場にいるようにしていますが、従業員だけでしっかりとまわっていく体制にするのも、わたしの役目。今は従業員に安心してまかせられます。その分、商工会議所や公共のいろんな会合に出ています。声をかけていただく申し出を断ることはありません。そうやって社会で役に立つことが、宿の信用にもつながると思います。それもこれも旅館の女将だからこそ、声が掛かっていること。そうやって行動することを主人は応援してくれていますし、自由に動かせてもらっています。夫婦の関係は持ちつ持たれつ、主人のおかげです。

鳥羽商工会議所女性部副会長をしておりますが、人生経験豊富な先輩方に教えていただくことは多いです。これからは30代の若い世代にも、もっと参加して欲しいですね。そういった世代が声を上げやすいように、仕向けていくのもわたしたちの役割だと考えています。

ケーブルテレビで現在放送中の「恋する鳥羽」に女将として出演していますが、登場する役者さんは地元の人々。ロケにあわせて、みなさんのスケジュール調整もやっています。町の人から「鳥羽のためにがんばってくれて」と、握手を求められたことは本当に嬉しかったですね。まちのPRのため、たくさんの方に見ていただきたいです(YouTube鳥羽市観光協会のページで視聴可)。出張先でも、行った先で鳥羽のPRをするようにしています。東京へ行ったら、東京FMに出演できるようお願いすることも。名古屋へ行ってもまた同じです。

女将であり鳥羽市民である私が、鳥羽のためにできることをいつも考えています。
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